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2020.08.18

目指せ!自由なオトナ女子 de ブラジル Vol.7 チョット寂しい居残り生活

 

「目指せ!自由なオトナ女子 de ブラジル」by セニョーラプリマベーラ(岩井真理)

Vol.7 チョット寂しい居残り生活

 

待ち焦がれる営業再開!みんなで行った、あの店この店へ、一緒に行けるのはいつ?

ついに、自粛生活も4ヶ月目に突入し、もはやこの生活の方が当たり前になりつつある今日この頃。「在宅ワークしてみたら、意外といけると分かった!」というご意見がしばしば聞かれるのと同様、そんなに出掛けなくても人は暮らしていけるのだ、と言うことは分かりました。一体、私は今まで、何のためにウロウロと歩き廻っていたのでしょう?

しかし、そうは言っても、今、何よりしたいことは「外食」!デリバリーやテイクアウトではなく、レストランへ行ってご飯が食べたいのです。

この3か月超、自分の作ったものしか食べてません。勿論、食べたいものを作ってはいますが、自分で作ったものは、どんな味がするのか予想ができ、食べた時に新たな感動がありません。人が作った外食で味わうものは、ある意味驚きがあって、その後料理のアイディアが湧いたり、インスパイアされたり。とにかく、最近新鮮味に欠けるし、いい加減、ご飯を作るのにも飽きました。(言っちゃった!)

カンブイのレストランの内部

 

私の住むカンピーナスという街は、人口100万人ちょっと、サンパウロ 州第2の都市なので、レストランの種類や数も豊富です。街の中心・下町風のセントロから、少し高台に上がったカンブイ地区には一軒家風のお洒落なレストランやカフェが多数あります。早く自粛に終わりますようにと願いつつ眠ったら、遂にカンブイのレストランへ行く夢を見ました。

夢に出てきたレストランは、D’autore Restaurante http://restaurantedautore.com.brという店です。一番のお気に入り店です。分類は「サラダショップ」ですが、日本で言うサラダ専門店ではありません。野菜を豊富に使ったメニューが多数ある、ヘルシーなお店という意味です。そうは言っても、お肉が無ければ食事をしたとは言わないブラジル人ですから、メニューは牛肉、鶏肉、羊肉などのガッツリ系から、マグロやサーモンなど魚やタコ、エビなどの海鮮類も有ります。料理は、ブラジル風フレンチ&イタリアンでしょうか。各種パスタやリゾットなどをつけ合わせにしたメインメニューの他にも、ハンバーガー(中身は豪華にフィレミニオン)も食べられます。サラダショップの名にふさわしいサラダ類もありますが、中にチーズやハム、サラミなども盛り込まれていてかなりのボリュームです。お米は野菜としてカウントしますから、「シイタケリゾット」はダイエットメニューの扱いのようですが、ふんだんに使ったチーズやクリームは、どうなんでしょうか?

D’autore の料理

 

ブラジルでは、グランドメニューの他に、Executivo と言うのが有ります。これはランチタイム限定のコースです。前菜、サラダ、メイン、デザートそれぞれを数種類から選べ、お値段もお手頃です。(他の店よりは少々高い100レアル=2000円前後)夢では、メインにフィレミニオンを選んだExecutivo をオーダーしていました。

そして、何と言っても店の雰囲気が良いのです。ウッディーな内装の店内1階は、席の間を広々とり、窓の外にはテラス席もあるので天気の良い日は最高です。2階には貸切出来るスペースもあり、送別会などに利用します。早く再開して欲しい!と願う気持ちが強すぎて、夢を見ました。

他にも、ランチの定番!ポルキロ(量り売りのビュッフェ)はFilet e Cia https://filetecia.com.brが人気です。バーベキューコーナーで好きなお肉の部位を好きな大きさに切って貰えます。取った量の重さで値段が決まるユニークなシステムですが、ブラジルではポピュラーです。

ポルキロの様子

 

夜しかやってないRestaurante LUMER(Rua dos Bandeirantes, 66 – Cambuí, Campinas-SP)という店へも、自粛後すぐに行きたい!ここはビストロですが、珍しく一皿の盛りが少な目なので、日本人にも合います。お誕生日や記念日を祝う人が訪れる事が多いのか、少しお洒落して来ます。インテリアもとても素敵で、料理を引き立てます。ブラジルではあまりお目にかかれない帆立料理も絶品です。

LUME のホタテ料理

 

そして、ワインバーENTRE TAÇA (R. Dr. Emílio Ribas, 1151 – Cambuí, Campinas-SP)も外せません。小皿料理を中心に、豊富なワインやカクテルに合うメニューがたくさんある店です。キノコのバケットやミニパステウなどをつまみながら、お酒も進みます。店の雰囲気にさえほろ酔い気分になる、素敵なお店です。

普段は「私のバイブル」と呼んでいる地元の雑誌「Veja São Paulo 」や「Metrópole 」で調べてレストランへ行きますが、いくつかは先輩駐妻さん達から教えてもらいました。その後実際に訪問して自分の好みに合う店には、また別の人を誘って何度も行っています。私達は代々、そうやって地元情報の伝達を繰り返しています。食いしん坊なのは認めますが、食べるだけでなく、後から来る人に有益な情報をお伝えする為でもあります。

私のバイブル レストランガイド情報誌

 

しかし、ふと気づけば、今の私は外出出来ないだけでなく、一緒に出かける友達もいません。20家族ほどいたカンピーナスの駐在家庭は、コロナのためにほとんどが日本へ一時帰国してしまいました。全員で帰った人も居れば、夫はブラジルに残り母子だけ帰国している人もいますが、見回せば私以外2人しか残っていません。

もちろん、自粛生活ですから、残っていたとしても、会えるわけではありません。それでも、ここへ来て、近くにみんなが居ないことをひしひしと感じます。

帰国は、それぞれの夫の会社の方針や立場によって個々に判断されるため、自分達の意思ではありません。ピークだった4月中旬に見送った時は「すぐまた会おうね」と、笑顔で見送れたのに、最近、じわじわと寂しいのです。時間が経つにつれて、取り残された感が増して来ました。帰国した人達がそれぞれの生活を日本で築き、子供達も地元の学校へ通い初めているからでしょうか。例によってオンラインで時々話しますが、近況報告などをする中で、これを機に母子は本帰国しようかな、と言ってる人も居ます。それは、ブラジルで再会する事はないという事を意味します。かつてここへ来た時に、私は友達は1人も居ませんでした。今また再びしみじみと寂しさを感じるのは、せっかく育んだ人間関係をまた失ってしまったからです。

それにしても、外食したい!今日も「Veja São Paulo 」のページをめくりながら、戻ってくる仲間たちと集うその日を夢見る私です。

早く行きたい、レストラン

 

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*「世界ウーマン」掲載中

https://www.sekaiwoman.com/columns/bom-brasil/