2019.09.05

猛暑の疲れと乾燥対策に!梨とブドウで作る簡単薬膳レシピ

9月に入り少しずつ過ごしやすい気温になり、冷房をつけなくても過ごせる時間が増えてきました。今年の夏は猛暑で大変したが、セミの声も少なくなり夏の終わりを感じると、なぜか寂しい気持ちになりますね…。

さて、9月は「二十四節季は白露・秋分」です。

秋分の日で陰と陽が入れ替わり、これからは”陰気”が増えてくる時期。気候的にはまだ暑い日が続きますが、朝晩がだんだんと気温が低くなるということです。そして仲秋となり湿度が少なくなる時期は、月もきれいに見えるそうですよ。

ちなみに

2019年は9月13日(金)が「十五夜」になります。

都会ではススキはあまり見かけませんが、きれいなお月様が見れると良いですね。

また、十五夜のこの時期は空気が乾燥してくるので、薬膳では夏に消耗した「津液(体液)」と「気」を十分に補充しておくことが大切になります。

潤いと気力をしっかり補充して、冬に向かって備えましょう。

そんな9月にぴったりな「季節の果物」を使ったレシピをご紹介しますね!

植木もも子先生の女性のバランスを整える薬膳スムージー

梨とブドウは津液を補充します。また、甘みが脾胃の働きを助けて「気」を補います。梨は涼性で熱を取ります。冷えのある人は量を控えるか、生姜を加えて冷やしすぎないようにましょう。by もも子先生

9月 梨とブドウのスムージー

ぶどうと梨

材料 (2人分)

梨  100g
ぶどう 200g
レモン汁  大匙1強

作り方

①梨は皮と種を除く、ブドウは皮をよく洗い、縦半分に切り種がないか確認する。
②すべてミキサーに加えて攪拌する。

簡単ですね!滑らかになれば完成です。季節の変わり目は風邪を引きやすくなりますので、9月は特に「喉」の乾燥を防ぐことを意識するのがオススメです。

植木もも子先生プロフィール

東京家政学院大学卒業後、岸朝子氏に師事し、料理記者として活動。その後和食料理研究家の鈴木登紀子氏のアシスタントを経て、フードスタイリストとして雑誌の連載、CMなどを手掛けるほか、大学の非常勤講師としても活躍。

現在、管理栄養士、国際中医師、国際中医薬膳管理師の資格を持ち、培った知識と持論を生かした数々の著作本を出版している。また最近は講演や料理教室、テレビ番組の出演などを通して、毎日の食事の大切さを伝えながら「美味しく、楽しく、賢く、健康に」をモットーに健やか料理研究家として活動中。ファイトケミカル(植物由来の化学物質)パワーを取り入れた中医営養学、雑穀料理を中心に日々の料理を提案している。