女性ホルモン講座

女性の一生は、女性ホルモンに左右されている

ちょっと大げさに感じるでしょうか?

肌にハリツヤがなくなってきたり、乾燥しやすくなったり、そんな肌の衰えが気になる。髪もパサつくし、抜け毛も気になる。

疲れやすい、気力が続かない、朝がつらい、なんとなく不調。太りやすくなってきた。

気分も不安定。落ち込むことも多くなったり、元気がなくなったり。

忙しいから、年齢だから、仕方ない?

実はこれら心身の不調には、“女性ホルモン”が大きく影響しているのです。

思春期から、妊娠出産、更年期という年代や生理周期による体調や気分の変化、見た目の印象や女性らしさなど、女性の一生は、女性ホルモンに左右されています。

だから、女性にとって、ホルモンバランスを整えることは、とてもとても大事なこと。
うまくコントロールすることで、女性はもっと自由になれるのです。

体と心に影響する女性ホルモン

女性ホルモンがうまく分泌されず、バランスが乱れると、肌、髪、体型、体調、情緒など、体と心に影響が!
実は女性ホルモンは女性のカラダの中で、さまざまな働きをしてくれているのです。

1.肌と髪のハリツヤを守る

ホルモンバランスが乱れると、“お肌”の新陳代謝が衰え、コラーゲンの生成もうまくいかなくなります。
ヒアルロン酸も維持できなくなり、乾燥しがちに。

女性ホルモンが“天然の美容液”なんて呼ばれるのもそのためです。

生理の直後、お肌の調子がいいと思ったことはありませんか?
それは、女性ホルモンの一種、エストロゲンの分泌が盛んで、ホルモンのバランスが安定しているから。

また、年齢とともに“髪”にハリやツヤがなくなってきたり、白髪が増えたり、更年期以降、薄毛が気になる女性が増えるのも、女性ホルモンの減少がその一因。

女性ホルモンバランスをケアすることは、美しく豊かな髪を維持することにもつながります。

2.女性らしいボディを保つ

エストロゲンが減少すると、内臓脂肪が燃焼にしにくくなってしまいます。

年齢とともに太りやすくなるのは、代謝の低下とともに、ホルモン分泌量の減少による影響も大きいのです。

くびれた女性らしい“ボディスタイル”を保つのにも、女性ホルモンの働きが必要なのですね。

3.健康不安から守ってくれる

少し難しい説明になりますが、女性ホルモンは脳細胞の機能維持や、体温中枢に働きかけて体温を調節したりする働きによって、自律神経を正常に機能させ、健康を維持することに役立っているのです。

また、女性ホルモンには骨密度の維持やコレステロールを下げる働きがあることも分かっています。

更年期以降の女性に骨粗鬆症や生活習慣病の発症率が増えるのはこのためです。

女性が病気を防ぎ、健康でいるためにも、ホルモンケアが役立ちます。

4.心の安らぎと安定に

女性ホルモンの増減が“気分”と密接していることは、よく知られています。PMSに代表される生理前後のイライラや、更年期のイライラや落ち込みは、そのため。

女性ホルモンの一種エストロゲンは、神経伝達物質のセロトニンにかかわり、心と感情を調節する役割があるためです。

逆に、ストレスや過労により脳の視床下部の働きが乱れると、ホルモンの分泌が正常にできなくなってしまいます。

40代や50代は忙しく、役割が増えたり、将来に不安を抱えたりと、ストレスが多くなりがち。
だからこそ、より一層女性ホルモンケアが重要です。

5.自然な女性の色気も

女性らしい自然な色気を引き出すのも女性ホルモンの働き。
セクシャリティーな気分も同様。

いくつになっても、女性としての人生を謳歌したいと思いませんか?

そのためには、女性ホルモンが重要な役割を果たすのです。

年齢による衰えは、減少するホルモン分泌量が原因の1つ

女性ホルモンは一般的に、10~11歳の初潮時期から50歳前後の閉経期まで分泌されます。
その分泌量は30代後半を境に減っていき、ホルモンバランスが乱れ、50歳前後の更年期の不調につながります。

肌や髪の衰えといったエイジングサイン。
年齢による体調変化。

これらは、女性ホルモン分泌量減少によるバランスの乱れが大きく影響しています。

女性ホルモンの分泌量は一生涯でたったのスプーン1杯分!

女性ホルモンの分泌量は一生涯でたったの!スプーン1杯分といわれています。

そして分泌量は、普段のケアや生活習慣によっても左右されます。ストレスが多い、生活が不規則、睡眠不足、食生活が乱れている、無理なダイエットをしている・・・。

最近の女性に多く見られるこれら生活習慣は、ホルモンの分泌量を減少させ、バランスの乱れにつながるといった影響を与えています。

若くてもほてりや手足の冷え、イライラといった更年期に似た症状に悩む女性が少なくありません。
「更年期なんてまだ先のこと」「若いから関係ない」と言ってはいられません。

30代に入ると、まだ強くは感じなくても、体のさまざまな面で、加齢の影響が少しずつ出始め、30代からプレ更年期に悩む女性も増えているのです。

また若い時のホルモンバランスの乱れは、更年期以降の身体にも影響を与えるので、若いうちからきちんとケアしておくことはとても大事なことです。

女性ホルモンケアが当たり前の欧米女性。遅れる日本女性

毎日の生活の中で、女性の健康と美容の支えとなる女性ホルモン。

それなのに、日本ではまだまだその大切さが知られておらず、更年期の症状が表れてから初めて驚く人も少なくありません。

実はヨーロッパ、特にフランスでは昔から、女性はホルモンケアを行うことが当たり前。
そのためのセルフケア商品も街中で気軽に買うことができます。

女性の社会進出とホルモンケアの実施率に相関性があるといった分析までされているほど。(「ヨーロッパ連合白書」より)

女性ホルモンケアを日常に取り入れることで、いくつになっても女性として生き生きと過ごすことができる。
ヨーロッパでは、そのことがきちんと教育されており、当たり前のこととして定着しているのです。
フランス女性が年齢を重ねても魅力的なのはそのためかもしれません。

日本では、女性ホルモンの話は、恥ずかしいとか、はしたないとかといって、タブー視されることも。

何だか複雑で怪しい感じもして、気にはなりつつも口にしづらく、友人同士での情報交換や、親から娘に教育するといったこともほとんどありません。

だから、その大切さを知る機会が限られてしまっているのです。

最近でこそ、女性雑誌などで取り上げられることも増え、モデルさんたちがホルモンケアの大切さを語ることも見られるようになりましたが、まだ一般的ではありません。

毎日の生活の中できるセルフケア

今の自分のホルモンバランスが気になる人は、婦人科やウイメンズクリニックなどで、血液検査でチェックできます。費用も数千円から1万円程度。検査内容などによって異なるので病院で確認してください。

そしてホルモンバランスを整えるのには、睡眠や食事、適度な運動、規則的な生活、ストレスの緩和、冷えの解消など、生活を整えることが何よりも大事。

でもそれ加えて、毎日の生活の中でホルモン分泌調整力を高めるセルフケアがあります。

フランスの女性たちがお手本のように、もっと積極的なケアができるようになれば、もっと女性はいつまでも生き生きと美しく、元気になれるはず。